ヘンリー・ザンコフ(Henry Zankov)、ダイアン フォン ファステンバーグの初代アーティスティック・ディレクターに就任

Henry Zankov
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5月27日(現地時間)、米ファッションブランド「ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane von Furstenberg/ 以下DVF)」は、新たなアーティスティック・ディレクターに、ニューヨークを拠点とするデザイナーのヘンリー・ザンコフ(Henry Zankov)を任命したことを発表した。ブランド創設から54年の歴史の中で、同職が設けられるのは今回が初となる。

Summary

  • ダイアン フォン ファステンバーグが、ヘンリー・ザンコフをブランド初のアーティスティック・ディレクターに任命
  • ザンコフはコレクションからブランド全体のビジュアル・アイデンティティまでクリエイティブを統括
  • ザンコフは過去にDVFでニットウェア部門のデザインディレクターを務めた経歴を持つ
  • 2025年秋に発表された「DVF x Henry Zankov」カプセルコレクションの成功が今回の起用につながった
  • ザンコフ初のフルコレクションは、2026年9月のニューヨーク・ファッションウィークで発表予定

今回の発表は、CEOを務めるグラツィアーノ・デ・ボニ(Graziano de Boni)によって明かされたもの。ザンコフは今後、コレクション制作のみならず、ブランド全体のビジュアル・アイデンティティやクリエイティブディレクションを統括していく。

ザンコフは、2024年にCFDAアメリカン・エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した注目デザイナーであり、自身のブランド「ザンコフ(Zankov)」も継続して手がける予定だ。なお、DVFでは過去にニットウェア部門のデザインディレクターとして約4年間在籍していた経歴を持つ。

2025年秋に発表された「DVF x Henry Zankov」のカプセルコレクションは、バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)やDVF直営店舗などで展開され、高い評価を獲得。この成功が、今回の新体制への流れを後押ししたとみられている。

ザンコフは今回の就任について、次のようにコメントしている。

「私はこれまで、常に力強い女性たちに囲まれ、インスピレーションを受けてきました。そして、ダイアンはその究極の存在です。DVFウーマンは、反骨精神を持ち、自信に満ち、好奇心旺盛で、独立した存在です。ダイアンが築き上げた素晴らしいレガシーを受け継ぎ、このブランドを未来へ導いていけることを光栄に思います。」

近年DVFは、ブランドの再構築を積極的に進めてきた。2025年には、中国ライセンシーから事業運営を再びインハウス化し、ブランド本来の価値やクリエイティブの再定義に着手。百貨店流通の再拡大やグローバル市場でのプレゼンス回復にも取り組んでいる。

デ・ボニは、今回の人事について「2025年に事業を再びインハウス化したことは、ブランドのアイデンティティと価値を取り戻すための戦略的な決断でした」と説明。

さらに、「ヘンリーは、新鮮なエネルギーと独自の視点、そして新世代に向けたカルチュラル・リレバンスをDVFにもたらしてくれます」と期待を寄せた。

また、創業者であり現在もブランドオーナーを務めるダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)も、新体制への支持を表明している。

「私はグラツィアーノのビジョンを称賛しています。ヘンリーのデザイン、色彩感覚、そして effortless な感性が、新しい世代を魅了していく姿を見るのが楽しみです。」

1970年代にラップドレスで一世を風靡したDVFは、現在も女性の自立やエンパワーメントを象徴するブランドとして知られる。今回のザンコフ起用は、ブランドのヘリテージを維持しながら、新たな世代へ向けて再び存在感を強めていく転換点となりそうだ。

なお、ザンコフによる初のフルコレクションは、2026年9月のニューヨーク・ファッションウィークで披露される予定だ。

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