エルメス(Hermès)、バーレーンのマラッシ・ガレリアに新店舗をオープン

Hermes

4月30日(現地時間)、エルメス(Hermès)は、バーレーンの新しいショッピングモールであるマラッシ・ガレリア(Marassi Galleria)に新店舗をオープンさせた。

パリの建築事務所RDAIによって設計されたこの店舗のデザインは、形も素材も、何千年もかけて風雨に削られた岩石からインスピレーションを得ている。空と海に挟まれた広大な砂漠の風景を背景に、ブランドの象徴的なデザインがウォーターフロントの新しいショッピングスポットの特徴とシームレスに融合されている。

石の山塊を思わせるファサードは、質感のある表面と彫刻的な曲線が特徴的。エントランスを入ると、砂のような色合いと手触りの良い仕上げで飾られた広々としたインテリアが来客を迎えてくれる。

来店してすぐに目に飛び込むのは女性用シルクのディスプレイで、もう一方にはファッション・ジュエリーと男性用シルク、もう片側には香水とエルメス・ビューティーの製品が並ぶ。ドーム型の天井がそびえ、ニッチに挟まれた深いブルーグリーンの壁紙で飾られた中央のサロンには、エルメスのジュエリー、時計、ホームアクセサリーが展示される。

さらに奥へ進むと、レザーグッズを中心としたメンズとレディースのそれぞれの世界が広がっている。店内を華やかに彩るのは、馬のシルエットや自然主義者のイラストをモチーフにしたアート作品のセレクションだ。エミール・エルメス(Émile Hermès)のコレクションから、ホレス・ヴェルネ(Horace Vernet)によるスケッチと絵画で、雄大なアラブ馬が生き生きと描かれている。オープンにあたっては、アーティストのフェイサル・エル=マラック(Faissal El-Malak)の作品『When the Guardes Crosses the Street at Night』がウィンドウを飾った。

エルメスの最新店舗は、中東で6店舗目となり、同ラグジュアリーメゾンは、中東での存在感を確固たるものにした。

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