ジャックムス  パリで2023年春夏コレクションを発表 BLACKPINKのジェニーの姿も

12月12日、ジャックムス(Jacquemus)はフランス、パリ郊外にあるル・ブルジェ空港で2023年春夏コレクションを披露した。

ショー会場にはデザイナーのサイモン・ジャックムスと仲の良い、ブラックピンクのジェニーも登場。ジェニーは同日午後7時からパリでブラックピンクのコンサートがあったにもかかわらず会場に駆けつけ、ジャックムスの最新コレクションから特大のボクシーな白いジャケットにアシメントリーの白いミニドレス合わせたオールホワイトのルックで、報道陣に笑顔を振りまいた。

ジャックムスのオールホワイトルックに身を包み笑顔で現れたブラックピンクのジェニー

ル・ラフィア(Le Raphia)と名付けられたこの2023年春夏コレクションでは、ラフィアヤシの葉を乾燥させた天然の「ラフィア繊維」がふんだんに使用され、爽やかで繊細なメンズウェアとウィメンズウェアのルックが並ぶ。

「夏の終わりです。これら全ての色、私が見た全ての夢、私が持っていた全ての夢は消え去ります。匂い、美しさ、ラフィアの雨が夢のようにすべてを吹き飛ばす… あの大きな帽子、あの花のバックル、あのプリントがまた見られるのだろうか?そうだと思います」と、サイモン・ポート・ジャックムスによるショーノートが読み上げられた。

今回のショーでは、これまでのジャックムスのコレクションと同様、クラフトマンシップと職人技があらゆる部分のディテールに宿り、また天然素材に鮮やかなカラーと詩的なシルエットを融合させた仕上がりになっていた。メゾンのルサージュが手刺繍したラフィアは、生地のような衣服へと変わり、そこから更にテーラードジャケットに発展したり、ジーンズや靴、アクセサリーのディテールとして取り入れられいる。また、煌めくニットウェア、職人技の光るビーズやタッセル付きのメッシュの服が印象的で、トラディッショナルなスタイルに遊び心が多く加えられていた。

有名なジャックムスの極小のバッグとは対照的に見える、柔らかく涼しげなバッグも登場。

「ボディ スキミング」なビーチウェアも複数展開されており、昼夜を問わずカジュアルに着こなせそうな刺繍の入ったドレスやメンズのタンクトップ、デニムなどが並んだ。

最後にはジャックムスの最新バッグとして「Le Bisou」がデビュー。肩がけとしても使え、手に持っても使える、カーブのシルエットが特徴的なスリムで持ち運びしやすい「Le Bisou」は

ジャックムスの新しいアイコンバッグになりそうだ。

Jacquemus 2023年春夏コレクション

< About Jacquemus >

ジャックムスは、南フランス出身のデザイナーのサイモン・ジャックムス(SIMON PORTE JACQUEMUS)によって2009年にスタートしたブランド。

驚くべきことにジャックムスは独学で服作りを習得し、2009年に小さなアトリエを構えて自身のコレクション制作を始めた。

ブランド設立時はウィメンズコレクションのみだったが、2018年よりメンズラインを立ち上げ、この数年間で驚異的な人気を誇るメゾンに成長している。

Jacquemus | Spring Summer 2023 | Full Show

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