ルイ ヴィトン（Louis Vuitton）、サントロペに夏季限定のレストランをオープン

5月25日（現地時間）、フランスの夏のリゾート地、サントロペにルイ ヴィトン（Louis Vuitton）の夏季限定レストランがオープンした。

ポップアップの開催地は、サントロペのリセ広場にある「ホワイト 1921（White 1921 Saint-Tropez）ホテル内。昨年に引き続き、スターシェフのアルノー・ドンケル（Arnaud Donckele）とマキシム・フレデリック（Maxime Frédéric）の手腕コンビがタッグを組み作り上げたこの贅沢な空間で、ゲストはドンケルの地中海料理と、フレデリックのクラシックなフレンチデザートが堪能出来る。

レストランの内装は、マクラメでアクセントをつけた籐の家具で飾られており、リゾート感が溢れている。ルイ・ヴィトンのモノグラムは、2024年のリゾートカラーであるコーラル、オレンジ、フューシャで表現され、テーブルサービスからインテリアに至るまで、あらゆるものにあしらわれている。

また、テーブルを鮮やかに彩る、季節限定テーブルウェア・コレクションにも注目したい。花、サンゴ、ヒトデを取り入れたトロピカルデザインの華やかなテーブルウェアは、レストランの近隣店舗で販売され、2024年5月31日からは全世界で販売が開始する。

サントロペのブティックでは、プレタポルテ、バッグ、シューズ、アクセサリーを含むLVバイ・ザ・プールのリゾート・コレクションも取り扱われている。隣接するガーデンでは、リフレッシュ出来るドリンクを楽しめたり、リクエストに応じて、店舗と他の専用スポット間を送迎するパーソナライズされたミニ・モークでの移動手配が出来たりもする。

なお、この開放的な屋外レストランは全40席の用意があり、2024年9月末まで営業される予定だ。

近年はこうした体験型消費への需要はますます高まりを見せており、多くのラグジュアリーブランドがホスピタリティ部門に参入することで、提供する商品を多様化している。

例えば、今年4月には、ディオール（Dior）が初のラグジュアリースパを、ドバイのドーチェスター・コレクション・ホテル（Dorchester Collection）のザ・ラナ（The Lana）の屋上にオープンさせた。タペストリー傘下のコーチ（Coach）もまた、今年3月に、インドネシアの首都ジャカルタに世界初のレストランとコーヒー・ショップをオープンさせている。その他にも、南フランスを代表するブランドのジャックムス（Jacquemus）が、この夏、サントロペにジャックムスのビーチクラブやレストラン、ブティックをオープンさせる。

またサントロペのオープンを皮切りに、ルイ ヴィトンはマイアミやマカオでも、レストラン、カフェ、プール・テイクオーバーなどのさまざまなリゾート・アクティベーションを開始する。その他6月には、イタリアのタオルミーナに期間限定のルイ ヴィトン・バーもオープンする予定だ。