1月29日、ナイキ(Nike)とティファニー(Tiffany & Co.)の公式インスタグラムにて突如投稿されたスニーカーの箱。一面ティファニーブルーのボックスにナイキのトレードマークが光るこの画像によって、両社による初のコラボレーションが発表された。
瞬く間にこのコラボレーションがソーシャルメディアで拡散されると同時に、「A Legendary Pair(伝説のペア)」というキャッチコピーと共にニューヨーク・タイムズにも全面広告が出された。
ナイキはこれまでにもルイ・ヴィトン( Louis Vuitton)、シュプリーム(Supreme)、サカイ(Sacai)、ジャックムス(Jacquemus)、オフホワイト(Off-White)コムデギャルソン(Comme des Garçons)など多くのラグジュアリーブランドとの提携を実現させてきたが、ティファニー(Tiffany & Co)とのコラボレーションは今回が初めて。
この記念すべき「Legendary Pair」コレクションでは、両者によるコラボスニーカー「エア フォース 1( Air Force 1 )1837」と、スターリングシルバーの限定アクセサリーコレクションが発売される。「エア フォース 1(Air Force 1)1837」は、AF1の誕生40周年を記念して製作されたスペシャルエディションであり、モデル名の“1837”はティファニーの創業年から名付けられている。
多くのスニーカーマニア達が詳細を待ち侘びていた中、ティファニーはそのルックを本日ブランドの公式インスタグラムにて公開した。
この投稿をInstagramで見る
シューズのアッパー部分はヌバックとグレインレザーを用いたオールブラックのスウェードが採用。グレインレザーを使用したスウッシュのカラーは象徴的なティファニーブルー。シュータンには“Tiffany”の刺繍が施され、ヒールには両ブランド名をスクリーンプリントしたシルバーのプレートが配される。ジュエリーブランドとのコラボレーションならではのディテールがなんとも特徴的だ。スニーカーのサイズはUS 3.5Mから18Mまで展開され、価格は400ドル。
また、同じく限定アクセサリーコレクションでは、スターリングシルバー製のホイッスルやシューホーン、シューブラシ、デュブレが展開される。各アイテムには両ブランドのロゴが刻印されており、価格帯は250〜475ドルだ。
LVMHの傘下に加わって以来、ティファニーは一昔前の古臭いイメージを払拭し、若い顧客を惹きつけようと様々なアイディアを打ち出してきた。中でもティファニー初のNFTコレクション「NFTiff」の発売や、ビヨンセやジェイ・Zをブランドアンバサダーとして迎えたことは記憶に新しいだろう。また、LVMHが所有するグッチ(Gucci)も、これまでに何度かナイキとのコラボレーション製品を発表している。
ナイキ(Nike)とティファニー(Tiffany & Co)の「Legendary Pair」コレクションは、3月7日(ニューヨーク現地時間)より数量限定で販売が開始する。
「エア フォース 1( Air Force 1 )1837」の取扱店舗は、米ニューヨークの『The Tiffany Flagship Next Door』『Tiffany & Co. SoHo』の2店舗に加え、北米の一部のナイキ取扱店、『SNKRS』にて販売予定だ。同時に、限定アクセサリーコレクションは、ティファニーのアメリカ版公式オンラインストアを通して発売される。
現時点で日本での販売や価格は未定とされているが、日本上陸を楽しみに待ちたい。