マリメッコ(Marimekko)2024年秋冬コレクション

マリメッコ(Marimekko)は、3月15日(現地時間)に、東京国立博物館の表慶館にての2024年秋冬コレクションを発表した。

今回マリメッコは、楽天「by R」の支援ブランドとして初めて楽天ファッション・ウィーク東京に参加。ブランドのアイコンである「ウニッコ柄」が生誕60周年を迎えたことを祝福し、日常着を鮮やかなテキスタイルで彩った2024年秋冬コレクションが披露された。

今シーズンのコレクションのテーマは「ドレスアップとドレスダウン」だ。ショーのファーストルックは、ブランドのシグネチャーである「ウニッコ柄」のグレーのニットと、ブラックのスカートの組み合わせ。首からはウニッコが花開く、シルバーのネックポーチがぶら下げられた。

その後、コートやドレス、シャツとパンツのセットアップなどが続々と登場し、どのアイテムにもマリメッコの象徴である幾何学模様やウニッコ柄が反映された。日常で着回せるリアルクローズでありながら、一枚でぱっと目を引く存在感のあるデザインは、着る人々にポジティブで明るい気持ちを与えてくれそうだ。ウニッコのモチーフを立体的に配したネックポーチの他にも、スクエアシルエットのポシェットやコンパクトなレザーのバゲットバッグも登場した。

また、このコレクションでは、ブランドにとって初となるデニムライン「マリデニム」が披露された。これらのデニム生地は、オーガニックコットンとリサイクルコットンを使用しており、水の量に配慮しながら、メタルパーツの使用を最小限に抑え、製品が終わりを迎えた際にできる限りリサイクルしやすいよう設計されている。インディゴとライトブルーのマリメッコ柄のデニムシャツやジーンズは、ワークウェアとしての着心地の良さだけでなく、着る人の個性を引き立ててくれるような印象だ。

現在マリメッコの世界での売り上げは、ブランドの生まれ故郷であるフィンランドに次いで、2位が日本市場となっている。クリエイティブ・ディレクターのレベッカ・ベイは、ショー後のインタビューで「東京は私たちにとって故郷のようなもので、今回のショーはその繋がりを示す絶好の機会となりました。」と、その喜びを述べた。

Courtesy of Marimekko

また、楽天グループ株式会社で常務執行役員コマース&マーケティングカンパニーのシニアヴァイスプレジデントを務める松村 亮氏は、「by R」にてマリメッコのショーを開催したことについて「ブランド認知度が国内外で高いマリメッコの魅力を、今回初めて参加する東京のファッションウィークを通じて、新しい角度から訴求出来たと考えています。」とコメントした。

また楽天では、楽天ファッション・ウィークでのマリメッコのファッションショー開催にちなんで、ユニッコ柄の生誕60周年を記念したアイテムや、春のムードを演出する桜カラーのホームコレクションなどの「by R」特別商品の販売も実施。

これについて松村氏は、「『by R』が掲げている『日本と世界をつなぐ、また、多くの人にとってファッションを楽しむためのきっかけとなるブランドを楽天が独自に選出し、その魅力を最大化することにより日本のファッションシーンをエンパワーメントする』という大義をもとに、マリメッコ様のショー開催支援や特別商品販売などの プロジェクトを通じて、今まで以上に幅広いユーザー様への認知拡大と新しいお買い物体験を提供することができていると考えています。」と、このプロジェクトへの手応えを語った。

マリメッコ(Marimekko)2024年秋冬コレクションのすべてのルックは、以下のギャラリーから。