ミキオサカベ(MIKIOSAKABE)2024年秋冬コレクション

ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)は、3月14日(現地時間)に、東京の国立競技場代々木第一体育館にて、2024年秋冬ショーを開催した。

壮大なショー会場には、業界関係者以外に、芸能人やインフルエンサー、招待された一般客も来場し、これまでで最大規模となる4000人の観客を動員した。

「The Day Today」と名付けられた2024年秋冬コレクションは、現代の日常生活の本質をより深めるために、日常的な存在をテーマにした演劇がコンセプト。

ショーの序盤は、控えめでミニマルなオフホワイトのルックから始まったが、ショーの進行と共に、大胆な装飾とボリュームが特徴的なドレスがいくつも登場していく。極端なまでにシルエットを誇張した存在感のあるルックは、歴史的な衣装から再現されており、ドレスにはピンキングやスラッシュ、刺繍の入った生地をふんだんに用いられた。さらに、同じ形状の人工的なポリエステルのジャージが織り交ぜられ、この対比がデザイナーの坂部 三樹郎が追求する「日常の延長」というコンセプトが見事に具現化されていた。

また、今シーズンは、人気の「JEWELRY BUBBLE」を、12センチの超厚底に改良した新作シューズ「 JEWELRY HIGH BUBBLE 」がお目見え。コレクションと連動した 1700年代のシューズをベースにしたデザインや、ラインストーンやグリッター生地などが使用された。

ショーのフィナーレでは、ホラー映画リングの主人公である貞子を連想させるような、長い黒髪で顔を覆ったモデルが2ルック連続して登場。プリーツやフリル、異素材の組み合わせなど、装飾の要素が詰め込まれ、異様なまでに存在感を放つドレスを纏って歩く姿は、観客に衝撃を与えた。

Courtesy of MIKIO SAKABE

ミキオサカベ(MIKIOSAKABE)2024年秋冬コレクションのすべてのルックは、以下のギャラリーから。