英国を代表するファッションブランドのバーバリー(Burberry)は、同社のチーフ・マーケティング・オフィサーのを務めるロッド・マンリー(Rod Manley)が2024年末をもってその職を退くことを明らかにした。彼の後任はまだ決まっていない。
マンリーは2019年1月1日より現職に就任し、約6年間に渡り職務にあたってきた。バーバリーに入社する前は、ニューヨークのカルバン クライン(Calvin Klein)にてインフルエンス・マーケティング&コミュニケーション担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントとして勤務。それ以前は、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)で要職を歴任し、また、PR会社のKCDにも勤務していた。
バーバリーでマンリーは、マーケティング、コミュニケーション、クリエイティブ・メディアの全チームを指揮してきた。就任して最初の3年間は、当時のバーバリーのクリエイティブ・ディレクターであったリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)と共に仕事をこなした。ティッシが退任してからは、後継者であるイギリス出身のデザイナー、ダニエル リー(Daniel Lee)と手を取り合い、同ブランドの更なる発展に貢献してきた。
このところ、バーバリーの売り上げは思わしくなく、2024年通期の売上高は4%減の29億6800万ポンドであった。故に、最高マーケティング責任者の後任を探すにも、より慎重になることだろう。