コンシャス・リビングを掲げる「インサイド アウト(Inside Out)」、未発売のウェルネスブランドを買収

Inside Out

4月14日(現地時間)、コンシャス・リビングを軸に事業を展開する持株会社「インサイド アウト(Inside Out)」は、スーザン・ロックフェラー(Susan Rockefeller)が創設したウェルネスブランド「ミューズズ ネック ポーション No.9(Muses Neck Potion No. 9)」の買収を発表した。同ブランドはまだ正式に市場投入されていない段階にあり、今回の買収は、立ち上げ前から有望なブランドを取り込み、成長を主導していく同社の戦略を示すものだ。

パリでの発表が示す“原点回帰”のストーリー

今回の発表はパリにて、ソフトローンチおよびパネルディスカッションとして行われる。登壇者には、インサイド アウト創業者兼CEOのスージー・エイミス・キャメロン(Suzy Amis Cameron)、スーザン・ロックフェラー、そしてファッション・テキスタイル・ホーム部門を率いるマッテオ・ワード(Matteo Ward)が参加する予定だ。

インサイド アウトは、スーザン・ロックフェラーがスージー・エイミス・キャメロンをエリック・スタングヴィク(Erik Stangvik)に紹介した、パリでの出会いをきっかけに構想された企業である。今回の発表の舞台が同地であることは、単なる偶然ではなく、ブランドの出発点と現在を重ねる象徴的な意味合いを持つものだ。

現代的ストレスに応答する“感覚的ウェルネス”

今回インサイド アウトが買収したミューズズ・ネック・ポーション No.9は、スクリーン使用による身体的負荷や慢性的な緊張といった現代特有の課題に着目し開発された。植物由来の成分とテルペンを組み合わせた処方により、身体的な緩和だけでなく、感覚や精神面へのアプローチを試みる。

主力製品であるロールオンタイプの「Neck Potion No. 9」は、2%のβ-カリオフィレン(BCP)を配合し、首や肩周りの緊張緩和とともに、精神的なクリアさや感覚的な認知を高めることを目的として設計。香りはアーシーとフローラルの2種で展開される。

6つの事業領域を横断するエコシステム戦略

今回の買収により、ミューズズ・ネック・ポーション No.9は、インサイド アウトの「ウェルネス」領域に組み込まれる。インサイド アウトは、サイエンス、ファッション、フード、教育、メディアなど6つの事業領域を横断しながら、人々の選択をより意識的なものへと導く統合的なエコシステムの構築を進めている。

また、同社は「ROIII(Return on Impact, Integrity, and Investment)」という独自の評価指標を掲げ、財務的成果のみならず、環境的・倫理的側面を含めた総合的価値の創出を重視している。

スージー・エイミス・キャメロンは次のように述べている。

「ミューズズ・ネック・ポーション No. 9は、ウェルネスの捉え方に変化をもたらす存在です。それは単に不調を和らげるためのものではなく、立ち止まり、自分自身と再びつながり、感覚を呼び覚ますためのものです。これこそがウェルビーイングの未来であり、極めてパーソナルで、自然に根ざし、心と身体の双方を支えるよう設計されています。」

一方、スーザン・ロックフェラーは次のようにコメントしている。

「ミューズズ・ネック・ポーション No. 9は、たとえほんの短い瞬間であっても、人々が自分自身に立ち返るきっかけを提供したいという思いから生まれた、非常に個人的なプロジェクトです。それは身体や自然とのつながり、そして現代生活の中で失われがちな静けさを取り戻すことに関わっています。このブランドが世界に紹介される直前にインサイド アウトの一部となることは、非常に特別な瞬間であり、この次の章をより意味深いものにしています。」

なお、ミューズズ・ネック・ポーション No. 9は、今夏にインサイド アウト傘下ブランドとして正式に市場投入される予定だ。

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