2026年LVMHプライズ(LVMH Prize)、ファイナリスト9組を発表

LVMH Prize

4月24日(現地時間)、ラグジュアリー業界が次世代の才能を見極める重要な指標として機能してきた「LVMHプライズ(LVMH Prize for Young Fashion Designers)」が、2026年のファイナリスト9組を発表した。第13回となる今回も、グローバル規模での応募の中から厳選された若手デザイナーたちが最終選考に進む。

今回の選考には、2,400件以上の応募が寄せられ、その中から20組がセミファイナリストとして選出された。セミファイナルは2026年3月4日および5日にパリのラ・サマリテーヌ(La Samaritaine)で開催され、各デザイナーはエキスパート審査員に向けてコレクションを披露。その結果、最終審査に進む9ブランドが決定した。アメリカ、ヨーロッパ、中国に加え、今回初めてケニアからのファイナリストが選出されており、同プライズの多様化が見て取れる。

2026年のファイナリストは以下の通りである。

  • コリーン・アレン(Colleen Allen)による「COLLEEN ALLEN」/アメリカ/ウィメンズウェア
  • ガブリエル・フィゲイレド(Gabriel Figueiredo)による「DE PINO」/フランス/ウィメンズウェア
  • ガリブ・ガサノフ(Galib Gassanoff)による「INSTITUTION」/ジョージア/ウィメンズ、メンズ、ジェンダーレス
  • ジュリー・ケゲルス(Julie Kegels)による「JULIE KEGELS」/ベルギー/ウィメンズウェア
  • リー・ザン(Zane Li)による「LII」/中国/ウィメンズ、メンズ
  • ペトラ・ファーゲルストローム(Petra Fagerström)による「PETRA FAGERSTRÖM」/スウェーデン/ウィメンズウェア
  • ハリー・ポンテフラクト(Harry Pontefract)による「PONTE」/イギリス/ウィメンズ、メンズ
  • ダニエル・デル・バジェ・フェルナンデス(Daniel del Valle Fernandez)による「THE VXLLEY」/スペイン/ジェンダーレス
  • アニル・パディア(Anil Padia)による「YOSHITA 1967」/ケニア/ウィメンズウェア

LVMH

最終審査の審査員たち

なお、最終審査の審査員には、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、サラ・バートン(Sarah Burton)、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、ジャック・マッコロー(Jack McCollough)、ラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、カミーユ・ミセリ(Camille Miceli)、NIGO(Nigo)、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)、マイケル・ライダー(Michael Rider)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)らが参加。さらに、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)、ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)、ジャン=ポール・クラヴリー(Jean-Paul Claverie)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)といったLVMHの中枢メンバーも加わる。

次世代デザイナーのキャリアを決定づける機会

最終審査では、LVMHプライズのグランプリに加え、カール・ラガーフェルド賞(Karl Lagerfeld Prize)、サヴォアフェール賞(Savoir-Faire Prize)の受賞者がそれぞれ選出される。グランプリ受賞者には40万ユーロの賞金と1年間のメンタリングが提供されるほか、各受賞者にはLVMH傘下メゾンでの実務経験の機会も用意されている。

クリスチャン ディオール クチュール(Christian Dior Couture)の会長兼CEOであるデルフィーヌ・アルノーは、次のように述べている。

「2026年LVMHプライズの9名のファイナリストを発表できることを大変嬉しく思います。このショートリストは、本プライズの広がりを示しており、アメリカ、ヨーロッパ、中国、そして今回初めてケニアからのデザイナーが含まれています。ファイナリストたちは、それぞれ独自のクリエイティブビジョンを持ちながら、伝統的なクラフツマンシップを非常に洗練された形で再解釈しています。また、新進デザイナーを支援するため尽力してくださっているエキスパート委員会の皆様にも心より感謝申し上げます。

さらに本年は、新たにジャック・マッコロー、ラザロ・ヘルナンデス、カミーユ・ミセリ、マイケル・ライダー、ピエトロ・ベッカーリを審査員に迎えることができ、大変嬉しく思います。

ファイナリストの皆様に心から祝意を表するとともに、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催される最終審査でお迎えできることを楽しみにしております。」

9月4日に開催される最終審査は、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)で開催される予定であり、ファイナリストは審査員団に対してコレクションを発表する。

同プライズはこれまで、ジョナサン・アンダーソンやマリン・セルといった現在のファッションシーンを牽引するデザイナーを輩出してきたが、今回のファイナリストもまた、次世代のラグジュアリー市場を担う存在として注目が集まる。

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