米国百貨店「ノードストローム」を発展させた後継者、ブルース・ノードストローム(Bruce Nordstrom)が90歳で逝去

Bruce Nordstrom

米国を代表する高級百貨店「ノードストローム社(Nordstrom Inc.)」元会長で、40年にわたり経営に携わってきたブルース・ノードストローム(Bruce Nordstrom)が90歳で逝去した。

息子のピート(Pete)とエリック・ノードストローム(Erik Nordstrom)は、「私たちの父は、伝説的なビジネスリーダーとして、寛大な地域市民として、そして忠実な友人として、力強い遺産を残しました」と声明の中で述べた。

ブルース・ノードストロームは、祖父が共同創設した家族経営の企業を、地域の靴販売業者から米国最大級の百貨店チェーンの一つへと発展させた人物である。

1963年に社長に就任したブルース・ノードストロームは、当初は地域チェーンの靴店を統括していたが、いとこのジェームズ・ノードストローム(James Nordstrom)およびジョン・ノードストローム(John Nordstrom)と共に、豊富な品揃え、親切で丁寧なカスタマーサービス、そして寛大な返品ポリシーで名高い全国規模の百貨店チェーンへと成長させた。彼のその卓越したリーダーシップとビジョンにより、同社はシアトルを拠点とする婦人服店ベスト・アパレル(Best Apparel)を買収。統合した店舗をノードストローム・ベスト(Nordstrom Best)と名付けた。また、数年後には、取り扱い製品に紳士・子供服も追加した。

その後、1971年には株式を公開し、社名をノードストローム社に変更している。

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