今年6月に、「シャネルビューティー(Chanel Beauty)」の新店舗がブルックリンのウィリアムズバーグにオープンする。
現在のところ、ポップアップストアか長期的な店舗になるかはブランドから明かされていないが、店舗ではビューティ、スキンケア製品とフレグランスを専門に取り扱う予定だ。店舗の場所はNorth 6th Street とBerry Streetの角で、同じエリアにはビューティーブランドの「グロシエ(Glossier)」が並ぶ。
また、今年の夏にはエルメスも近隣でポップアップショップをオープンし、その後2026年には2階建てのフラッグシップをオープンする予定とのこと。この地域の開発の大部分を担っている不動産開発会社L3 Capitalが発表した計画によると、エルメスはシャネルの敷地のすぐ近くに建てられる予定のようだ。
ウィリアムズバーグは、ブルックリンの中でもオシャレでハイクラスな人たちが住むエリアとして知られている。また、ザ ウィリアム ヴェイル(The William Vale)、ザ ウィリアムズバーグ ホテル(The Williamsburg Hotel)、ザ ホクストン(The Hoxton)などの高級ホテルも立ち並んでおり、1年を通して観光客が多く訪れる地区でもある。そうした理由から、近年では多くのラグジュアリーブランドがこの地区でポップアップを開催したり、大々的なキャンペーン広告を打ち出したりしている。
シャネルビューティーは約4年前にソーホーに初のビューティ専門ストア「アトリエ ボーテ シャネル(Atelier Beauté CHANEL)」をオープンさせて以来、ゴージャスなメイクアップや最先端のスキンケア、自分に合うフレグランスを見つけることができる場所として、顧客に親しまれてきた。
こちらのアトリエ内のオープンスタジオでは、顧客は自分で好きなだけシャネルの美容製品を試すことができたり、専門家からメイクやスキンケアに関するアドバイスを受けることが出来る。また、シャネルのアーティスト・イン・レジデンスと呼ばれるサービスでは、イベントごとに有料のチケットを購入し、メイクアップアーティストからメイクレッスンを受けたり、眉毛の形を整えるブローシェイビングやスキンケアコンサルテーションなどの特別セッションが受けられるようになっている。
これからオープンするブルックリンの店舗では、こうしたシャネルビューティーが提供しているパーソナライズ化された特別なサービスと空間を組み込み、発展させ、シャネルのファンを魅了していくに違いない。
ラグジュアリーブランドが多く出現し、さらに地区の開発が進むブルックリンのウィリアムズバーグは、この夏最もホットなスポットになりそうだ。