マックスマーラ（Max Mara）、2025年リゾートショーの開催地をヴェネツィアのドゥカーレ宮殿に決定

マックスマーラ（Max Mara）は、2025年リゾートショーを2024年6月11日（火）にヴェネツィアのドゥカーレ宮殿で開催すると発表した。

マックスマーラのクリエイティブ・ディレクターであるイアン・グリフィス（Ian Griffiths）は、これまでのリゾートショーでも歴史的で象徴的な会場を好んできた。昨年はストックホルムの市庁舎を舞台に、スカンジナビア文化と女性のエンパワーメントにおけるこの地域の特別な位置にインスパイアされたコレクションを発表。

また、2022年はリスボンのカルースト・グルベンキアン財団の庭園でリゾートショーを開催。ポルトガルの自由思想家、アーティスティックな大女優、カフェ・ソサエティのスターとして有名なナターリア・コレイアにインスパイアされたコレクションで、グリフィスはエロティックなフェミニズムを探求した。

今回リゾートショーの舞台として選んだサンマルコ広場にあるドゥカーレ宮殿もまた、ゴシック建築の傑作として知られ、ヴェネツィアの街とその豊かな文化遺産を象徴するランドマークの一つである。

8世紀に設立されたドゥカーレ宮殿は、12世紀までヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁として使われてきた。ホールサン・マルコ大聖堂に隣接し、かつては住宅、行政府、立法府、司法府、刑務所の複合機能を持つ建物であった。宮殿内の豪華な装飾が施されたホールは、ルネサンス様式やマニエリスム様式の装飾が重なり合った独特の美しさを持つ。現在この宮殿の一部は、ヴェネツィア市民美術館財団（MUVE）の運営する博物館として公開されている。

なお、6月3日にはディオール（Dior）が2025年クルーズショーをスコットランドのパースシャーにあるドラモンド城庭園で行い、6月10日には、ジャックムス（Jacquemus）がカプリ島のカーサ・マラパルテで「La Casa」ショーを開催し、ブランド生誕15周年を祝う。