2月8日「エルメス(HERMÈS)」は、アーティスト メイソン・ロスチャイルド(Mason Rothschild)によるNFTプロジェクト「メタバーキン(MetaBirkins)」の商標権侵害をめぐる裁判で勝訴したことが伝えられた。これは、NFT による知的財産権の侵害を検討する史上初の裁判となった。
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NFT クリエイターとブランド間の法的境界線は?
これまでに2回に渡りOSFで取り上げてきた、エルメスの商標権とNFTアーティスト、メイソン・ロスチャイルド氏のNFTのメタバーキンを巡る争い。
このブランドとNFTアーティストの訴訟問題によって、これまで法的なルールを設けていなかったWeb3.0 時代に大きな影響を与えるかもしれない。
世界一有名なブルーボックスがメタバース市場へ参入する。
ニューヨーク発のラグジュアリージュエリーブランドでありティファニー(Tiffany & Co.)が、NFT市場へ参入し、初のNFTコレクション「NFTiff」を発売することと発表した。
このNFTコレクション「NFTiff」はティファニーの特設サイト(https://nft.tiffany.com/) で、アメリカ時間の8月5日午前10時から取扱が開始予定。価格は30イーサリアム (8月1日時点のレートで約51,000ドル)で、250セット限定で販売され、1人最大3セットまで購入することができる。
2022年6月15日 ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウンにWeb3 NYC Gallery(Web3 ニューヨークシティ ギャラリー) と呼ばれるWeb3に特化したギャラリースペースがオープンしたのをご存知だろうか。このギャラリーはミッドタウンの中でも有名ブランドのストアが立ち並び、観光客の人通りが多いフィフスアベニューに位置し、徒歩7分歩けばタイムズスクエアと言う最高のロケーションだ。
昨年から熱が冷めないNFT、メタバース市場も例外ではない。
3月24日〜27日にVRプラットフォームのディセントラランド(Decentraland)上で開催された、史上初となるメタバースファッションウィーク(MVFW)。
4日間にかけて行われたこのMVFWには、DOLCE & GABANNA(ドルチェ&ガッバーナ)、ETRO(エトロ)、TOMMY HILFIGER(トミー ヒルフィガー)、ELIE SAAB(エリー サーブ)、BOSS(ボス)などの世界的有名ブランドも名を連ね、計50のブランドが参加した。
ファッション業界では世界初の「メタバース上でのグローバル・ファッションディレクター」と言う役職が出来た。
セレブリティ担当のファッションスタイリストのGemma Sheppard(ジェマ・シェパード)氏は、これまでに様々なテレビ番組でもファッションスタイリストとして重要な役を任されている有名スタイリストだ。
そんなシェパード氏が、 Roblox (ロブロックス) と言うゲーミングプラットフォームからメタバースの仕事を依頼され、メタバース グローバル・ファッションディレクターと言う肩書きで就任することが決まった。
今回エルメスがロスチャイルド氏を訴えた主張として、「メタバーキンはBirkinの名前を悪用したブランドの偽の商品と同様だ」また、「エルメスがメタバーキンと何らかの関係があると思われる可能性があり消費者に混乱を引き起こす」と述べている。
それに対しロスチャイルド氏は、「メタバーキンという名前が混乱を起こさないように、エルメスとメタバーキンは関係ないものだ、という免責事項を以前よりきちんと掲載している」と主張する。
数週間前にNFTのマーケットプレイスOpenSeaで、エルメスの100個限定の新しいデザインのバーキンがNFTアートで発売された。しかし、これらはエルメスのブランドから公式にNFTとして発売されたものではなく、デジタルアーティストのMason Rothschild氏が作ったもの。市場ではメタバーキンと呼ばれて話題になり、0.1イーサリアムで約450ドルで当初は市場に出された。