パリのファッションスクール「イスティトゥート・マランゴーニ パリ校(Istituto Marangoni Paris)」は、2026・2027年度の学年を対象に、オランダ発のファッションハウス「ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)」との新たなコラボレーションを発表した。
創設者であるヴィクター・ホースティング(Viktor Horsting)とロルフ・スノーレン(Rolf Snoeren)のメンタリングのもと、学生たちがメゾンの2028年春夏ウィメンズ・プレタポルテを題材に、実践的なクリエイティブ課題に取り組む、複数フェーズで構成される特別プログラムだ。
Summary
- イスティトゥート・マランゴーニ パリ校が、ヴィクター&ロルフとの産学プロジェクトを発表
- 題材は2028年春夏ウィメンズ・プレタポルテ。キールック3体のプロトタイプやルックブック、パリコレでの発表コンセプトを制作
- 11月に両創設者によるマスタークラスで始動し、デザインチームによるオンラインメンタリングも実施
- 優勝者にはアムステルダムのブライダルデザイン部門でのインターンシップを付与
- 参加者全員が、パリ装飾美術館で開催予定のヴィクター&ロルフのクチュール展に優先アクセス可能

題材は2028年春夏プレタポルテ
プロジェクトの題材となるのは、2028年春夏のウィメンズ・プレタポルテコレクション。2026、2027年度のファッションデザイン専攻の学生たちが、ヴィクター&ロルフのクリエイティブな世界観を読み解きながら、独自のクリエイティブディレクションを構築する。
具体的には、キールック3体のプロトタイプ制作、デジタルと印刷の両方によるルックブック制作に加え、従来のランウェイの枠を超えたパリ・ファッションウィークでの革新的な発表コンセプトの立案までが求められる。ファッションの見せ方そのものを再定義し続けてきたメゾンらしい課題設定となる。


ヴィクター&ロルフ 2026-27年秋冬オートクチュールより。Photo: Stefano Guidani, SGP Italia
11月、両創設者によるマスタークラスで始動
プロジェクトは11月、パリのキャンパスで開かれるホースティングとスノーレンによる特別マスタークラスで幕を開ける。二人はメゾンのクリエイティブフィロソフィーを紹介し、課題のブリーフを直接提示する予定だ。
期間中、学生たちはヴィクター&ロルフのデザインチームによるオンラインメンタリングセッションを2回受けたのち、パリでメゾンの代表者に最終成果をプレゼンテーションする。

Courtesy of Istituto Marangoni Paris
優勝者にはアムステルダムでのインターンシップ
若手の育成に力を注いできたヴィクター&ロルフらしく、キャリアに直結する機会も用意されている。優勝者には、アムステルダムのプレタポルテ・ブライダルデザイン部門でのインターンシップが付与される。
さらに、参加者全員が、パリ装飾美術館(Musée des Arts Décoratifs)で開催予定のヴィクター&ロルフのクチュール展に優先的にアクセスできるほか、選抜された2、3名は、10月からパリで開かれるメゾンのプレタポルテ・ショールームにて、ドレッサーとしてバックステージを経験する機会を得る。
なお、イスティトゥート・マランゴーニ フランスの最高執行責任者(COO)、ヴァレリー・ベルダー=レヴィ(Valérie Berdah-Levy)は「このコラボレーションは、ファッション産業をけん引するプレイヤーとの強固な関係を築こうとする、イスティトゥート・マランゴーニ パリ校の姿勢を体現するものです」と述べ、「学術的な側面にとどまらず、教育と創造の実践の間に意義ある対話を生み出し、学生たちがヴィクター&ロルフのビジョンに直接触れながら、プレタポルテの未来を探求する機会になると考えています」とコメントしている。


Courtesy of Istituto Marangoni Paris
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