ウルタ ビューティー(Ulta Beauty)、新CMOにケリー・マホニーが就任

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2月24日(現地時間)、米美容小売大手ウルタ ビューティー(Ulta Beauty)は、ケリー・マホニー(Kelly Mahoney)を新たな最高マーケティング責任者(CMO)に任命したことを発表した。マホニーは、先月退任したミシェル・クロッサン=マトス(Michelle Crossan-Matos)氏の後任として、同社のマーケティング戦略を統括する。

CMOとして、マホニーはブランドマーケティング、ロイヤルティプログラム、メディアプランニング、広報、消費者インサイト、ソーシャルメディアおよびインフルエンサーストラテジーに加え、小売メディアネットワーク「UB Media」の運営も担当する。彼女は、これまで約10年間にわたりウルタ ビューティーに在籍し、直近ではシニア・バイス・プレジデント(SVP)カスタマー&グロースマーケティングとして、ロイヤルティプログラム「Ulta Beauty Rewards」の会員数を4,400万人以上に拡大させた実績を持つ。さらに、クロッサン=マトス退任後は暫定CMOとして、同社初のスーパーボウル広告キャンペーンを指揮した。

ウルタ ビューティーはマホニーを、「当社の文化を体現し、ブランドの使命に情熱を注ぐリーダー」と表現し、「”美の力を解き放ち、すべての人に無限の可能性をもたらす”というビジョンを実現するために尽力している」と伝えた。

また、マホニーも「この10年間、ウルタ・ビューティーのブランドロイヤルティとお客様の信頼を築くことに尽力してきました」と述べ、「CMOとして、これをさらに強化しながら、ブランドの使命である『無限の可能性を解き放つこと』をより深め、新たな形でお客様をインスパイアし、エンゲージし、エンパワーしていきます」と意気込みを語った。

今回のマホニーの昇進は、今年に入ってからの一連のCスイート人事の一環だ。その他にも、先月に、ケイシア・スティールマン(Kecia Steelman)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格したほか、アミー・バイヤー=トーマス(Amiee Bayer-Thomas)が最高小売責任者(CRO)に、マイク・マレスカ(Mike Maresca)が最高技術・変革責任者(CTTO)にそれぞれ任命されている。なお、退任を予定しているモニカ・アルナウド(Monica Arnaudo)の後任となる最高商品責任者(CMO)は、まだ決定されていない。

この数年、ウルタ ビューティーは競争が激化する美容市場において、セフォラ(Sephora)やアマゾン(Amazon)といった強力なライバルと対峙しながらも、ブランドの差別化を図るべく、デジタル戦略やロイヤルティプログラムの強化に注力している。

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