ニューヨークのノードストローム（Nordstrom）旗艦店に、ジュエリーブティック「ミューズ」がショップインショップを開設

ニューヨークのウエストヴィレッジ発のジュエリーブティック「ミューズ（Muse）」は、7月初旬に、ノードストローム（Nordstrom）のニューヨーク旗艦店に新たな拠点を構えた。今回の出店は、同ブランドにとって初のリテールパートナーシップであり、ノードストロームが刷新したジュエリーホールの中核的存在となる。

ジェニファー・シャンカー（Jennifer Shanker）が設立したミューズは、ニューヨークのウエストヴィレッジで、1999年にショールームとして始動して以来、インディペンデントなジュエリーデザイナーを発掘・支援することに尽力し、業界内では「目利き」として信頼を集めてきた。ファッションやカルチャーに敏感な顧客に向けて、厳選されたジュエリーと“ジュエル・フォー・ホーム”と呼ばれるインテリア雑貨を融合させた独自のキュレーションを展開。格式張った高級ジュエリーのイメージを覆す、カジュアルで親しみやすい体験を提供することを信条としている。シャンカーは、自身の美意識とネットワークを生かし、卸売、小売、メディア、スタイリストを横断的につなぐ存在として、ニューヨークのジュエリーシーンを牽引してきた。

今回開設されたショップインショップは、マンハッタン58丁目とブロードウェイの角に位置するノードストローム旗艦店の1階に展開される。店舗では、ベア・ボンジャスカ（Bea Bongiasca）、ベック（Beck）、ダニエラ・ヴィレガス（Daniela Villegas）、ヌーベル・エリタージュ（Nouvel Heritage）、テン・サウザンド・シングス（Ten Thousand Things）など、個性豊かなデザイナーズジュエリーが並ぶ。

加えて、ジ・エンド・オブ・ヒストリー（The End of History）によるヴィンテージグラス、ティナ・フレイ（Tina Frey）のレジン製品、カーサ・アルファレラ（Casa Alfarera）の陶器、ポール・アーノルド（Paul Arnhold）の吹きガラス作品、トローヴ（Trove）のラッカー仕上げのジュエリーボックスなども取り揃える。

空間デザインには、リッチな素材感と触覚的なディテールを用い、ミューズならではの発見性と洗練さを体現。今後は、顧客が創造性と喜びに満ちた買い物体験を楽しめるよう、ブランドのストーリーテリングを感じられる企画や様々なイベントも展開予定だ。