4月17日(現地時間)、イタリアのラグジュアリーメゾン「ゼニア(ZEGNA)」は、2026年春夏キャンペーン「ZEGNA IN SUMMER」を発表した。同キャンペーンは、イタリア北部のマッジョーレ湖を舞台に、ブランドの原点ともいえる自然とクラフツマンシップの関係性を改めて提示する。
自然とともにある時間──マッジョーレ湖という舞台
舞台となるマッジョーレ湖は、創業者エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)が設立した自然保護区「オアジ・ゼニア」に近接する土地である。アルプスの麓に広がるこの地は、山々と湖が織りなす風景の中で、ゆるやかな時間の流れが今なお保たれている場所だ。
ゼニアファミリーにとっても特別な意味を持つこの地は、世代を超えて夏を過ごしてきた拠点であり、日常の中にある豊かさを象徴する存在である。朝のコーヒー、夕暮れのアペリティーボ、夜の静かな散策といった日常の断片が、キャンペーンの背景として描かれている。
クラフツマンシップを体現するリーヴァ・アクアラマ
キャンペーンの中核には、ゼニアファミリーが所有するリーヴァ・アクアラマ(Riva Aquarama)の存在がある。1960年代のイタリアンデザインを象徴するこのボートは、カルロ・リーヴァ(Carlo Riva)によって設計されたものであり、「美しさ、クラフトマンシップ、そして機能性の調和」という哲学を体現する存在だ。
この思想はゼニアにも通底しており、両者の共通点としてキャンペーン全体に一貫した美意識を与えている。
マッツ・ミケルセンが体現する現代のサマースタイル
キャンペーンには、グローバルアンバサダーであるマッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)が登場し、ピエモンテ州マッジョーレ湖畔の自然に身を置きながら、静かな夏の情景を体現する。
リラックスしたシルエットと軽やかな素材使いのビジュアルは、イタリアの夏特有の穏やかな空気感を反映し、自然と調和する佇まいで、ブランドの世界観を語る。
「Oasi Lino」が示すサステナブルなエレガンス
静けさの中に宿るラグジュアリー
アーティスティック ディレクター、アレッサンドロ サルトーリ(Alessandro Sartori)が率いる現在のゼニアが描いているのは、風景、家族、素材、そして時間という要素を、幾重にも編み上げていくロング フォームの物語だ。
ブランド資産としての「場所」を、消費の対象ではなく継承の対象として語り続けること。ゼニアが2026年夏に提示しているのは、ラグジュアリーが真に希少であるための、ひとつの答えなのかもしれない。
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