ギャラリー コモン(Gallery Common)、国際的抽象表現を提示する展覧会「REFLECTIONS : PERFORMANCE」を開催

REFLECTIONS : PERFORMANCE

東京・原宿のギャラリー コモン(Gallery Common)は、展覧会「REFLECTIONS : PERFORMANCE」を2026年4月25日から5月24日まで開催する。同展は、ニューヨークを拠点に活動するキュレーター、マット・ブラック(Matt Black)が手がける企画であり、白髪一雄を起点に現代抽象絵画の多様な実践を提示するものだ。

同展には、白髪一雄をはじめ、アーロン・ガーバー=マイコフスカ(Aaron Garber-Maikovska)、アンヘル・オテロ(Angel Otero)、アンケ・ウェイヤー(Anke Weyer)、田代一(Ichi Tashiro)、イダ・エクブラッド(Ida Ekblad)、ジャナイナ・チェペ(Janaina Tschäpe)、ジョー・ブラッドリー(Joe Bradley)、ホセ・パルラ(José Parlá)、マルコ・パリアーニ(Marco Pariani)、パブロ・トメック(Pablo Tomek)、スペンサー・ルイス(Spencer Lewis)ら12名のアーティストが参加する。

アメリカ、ヨーロッパ、南米、アジアといった異なる文化圏を背景に持つ作家が集結し、現代抽象絵画を単一の様式ではなく、多層的かつ国際的な視点から捉える機会となる。

「REFLECTIONS」プロジェクトの文脈

「REFLECTIONS」は、マット・ブラックが映像、出版、展覧会を通じて展開してきたプロジェクトであり、現代美術をカルチャーとして再編集・発信するためのプラットフォームである。

ディオール(Dior)、ジル サンダー(Jil Sander)、ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)、ナーズ(NARS)、ガゴシアン(Gagosian)といった領域を横断してきた視点を背景に、同展では抽象絵画を閉じた美術言語ではなく、現代の視覚文化へと開かれた表現として位置づける。

身体性と行為としての絵画

展覧会の核となるのは、白髪一雄の実践と現代作家たちとの共鳴である。白髪はロープに身体を預け、足で絵具を塗り広げる手法により、絵画を「身体の行為」として再定義した存在だ。

出展作家たちもまた、絵画を固定されたイメージではなく、プロセスや行為の場として捉えている。身体的ジェスチャーや即興的筆致による構築、あるいは削り取りや燃焼といった物質的介入など、多様なアプローチが共存する。さらに都市文化やストリート、自然、神話といった異なる文脈から抽象表現へ接近する実践が見られる点も特徴である。

こうした差異は、現代の抽象絵画が文化、経験、身体性の交差の中で更新され続けていることを示唆するものだ。

パブロ・トメックが来日予定

また、オープニングに合わせ、マット・ブラックおよびパブロ・トメックが来日予定である。トメックはパリを拠点とするアーティストであり、グラフィティを起点に独自の視覚言語を築いてきた。

ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による「オフ-ホワイト(Off-White)」2017年プレフォールコレクションへの参加でも注目を集めており、ストリートカルチャーと抽象表現を接続する実践は、同展においても重要な軸の一つとなる。

【展覧会概要】

  • 会期:2026年4月25日〜5月24日
  • オープニングレセプション:4月24日 19:00〜21:00
  • 開廊時間:12:00〜19:00(水〜日)
  • 会場:ギャラリー コモン(Gallery Common)
  • 所在地:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F

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