アシックス(ASICS)、オニツカタイガー事業を独立運営へ:新設「OT GROUP」をグローバル本社とする体制に再編

Onitsuka Tiger
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スポーツ用品大手の「アシックス(ASICS)」は6月10日(現地時間)、「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」事業を100%子会社のOT GROUPへ承継する会社分割と、各国のオニツカタイガー事業を同社傘下へ再編する方針を決定したと発表した。効力発生日は2027年1月1日を予定している。

今回の再編により、OT GROUPがオニツカタイガー事業のグローバル本社として機能し、その傘下に販売・製造などを担う各地域の子会社を配置する体制へ移行する。アシックスは、ブランドの独立性を高めることで意思決定の迅速化を図り、ブランド特性に応じた競争力の強化を目指す考えだ。

Summary

  • アシックスは、オニツカタイガー事業を100%子会社のOT GROUPへ承継する方針を決定
  • 効力発生日は2027年1月1日を予定している
  • OT GROUPは、オニツカタイガー事業のグローバル本社として機能する
  • 今回の再編により、意思決定の迅速化とブランド特性に応じた競争力強化を目指す
  • アシックスは、今回の組織再編による連結業績への影響は軽微としている

グローバル成長を背景に独立運営体制へ

アシックスによると、オニツカタイガーは近年、展開地域の拡大やブランド認知度の向上を背景に、グローバルで成長を加速させている。これまで社内カンパニー制のもとで直営店展開を推進し、「ラグジュアリーライフスタイルブランド」としてのポジション確立に取り組んできた。

今回の組織再編では、事業をより独立性の高い運営体制へ移行させることで、ブランド価値の向上と持続的な成長を後押しする。また、アシックスグループ全体としても、事業ごとの経営状況の可視化や経営責任の明確化、適切なガバナンス体制の構築につなげる狙いがある。

OT GROUPがブランド運営を統括

OT GROUPは2026年2月に設立されたアシックスの100%子会社であり、本社は東京都港区北青山に置かれる。代表取締役社長CEOには庄田良二(Ryoji Shoda)が就任している。

同社はオニツカタイガーを中心としたグローバルラグジュアリーライフスタイル事業を統括する持株会社として位置付けられており、約160カ国で事業を展開。グループ全体で約190店舗の直営店を運営し、従業員数は約2,800人にのぼる。

OT GROUPは企業哲学として「Awaken the Senses」、経営原則として「Discover the Difference」を掲げており、ブランド価値を起点とした経営を推進するとしている。

2027年1月1日に効力発生予定

会社分割はアシックスを分割会社、OT GROUPを承継会社とする吸収分割方式で実施される予定だ。契約締結は2026年10月1日、OT GROUPの株主総会承認は同年11月16日を予定している。効力発生日は2027年1月1日となる見込みである。

なお、アシックスは今回の再編について、同社および連結子会社間で行われる組織再編であり、連結業績への影響は軽微であるとしている。

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