6月12日(現地時間)、コルム・ディレイン(Colm Dillane)が手掛ける「キッドスーパー(KidSuper)」が、2027年春夏コレクションを米マイアミで発表することを明らかにした。ショーは6月25日午後8時30分(現地時間)、インテル・マイアミCFの本拠地であるヌー・スタジアム(Nu Stadium)で開催される予定だ。
Summary
- キッドスーパー(KidSuper)は、2027年春夏コレクションをマイアミのヌー・スタジアム(Nu Stadium)で披露すると発表
- メインコレクションをパリ以外で発表するのは今回が初
- ショーは世界的なサッカートーナメント期間中に開催され、サッカー文化やコミュニティ、人々のつながりをテーマとする
- ファッション、スポーツ、音楽、アート、エンターテインメント分野のゲストが集う特別なイベントとして実施される予定
- マイアミでのショーはパリでもライブ配信され、詳細は後日発表される

キッドスーパーは近年、パリ・ファッションウィーク・メンズの公式スケジュールにおける存在感を高めてきたが、メインコレクションをパリ以外で発表するのは今回が初めてとなる。
一方でブランドは、今回の開催があくまで特別な試みであり、今後もパリがショー発表の拠点であり続けることを強調している。
今回のショーは、北米各地で開催されている世界的なサッカートーナメントの期間中に合わせて企画されたもの。ディレインにとってサッカーは、ファッションに携わる以前から人生の中心にあった存在であり、今回のプロジェクトの原点にもなっている。
ディレインは次のようにコメントしている。
「サッカーはいつも、世界を少し小さく感じさせてくれる存在でした。言葉が通じない場所に降り立っても、フィールドを見つければ友人ができる。ファッションにも時々それと同じ力があります。このショーは、まさにその感覚を表現するものです。」
ショーは、マイアミで開催される主要試合の合間の日程に設定されており、ファッション業界関係者に加え、スポーツ、音楽、アート、エンターテインメント分野のゲストが集う場となる見込みだ。
コレクションでは、競技としてのサッカーそのものではなく、その周囲に存在する文化やコミュニティに焦点を当てる。地域のサポーター文化や街角のピッチ、偶然の出会い、国境を越えて生まれる友情など、サッカーが持つ社会的・文化的側面を表現するという。

また今回のイベントは、キッドスーパーの既存パートナー企業との協業の場となるだけでなく、新たなコラボレーションの発表の場にもなる予定だ。詳細は今後数週間以内に順次公開される。
現時点ではコレクションの内容や演出の詳細は明らかにされていないものの、ブランドはアート、ストーリーテリング、ユーモア、エンターテインメント性、そして予測不能な演出など、キッドスーパーらしい要素を盛り込むとしている。
なお、マイアミでのショーはパリでもライブ配信される予定で、特別上映会場の詳細は後日発表される。
サッカーとアートを横断するコルム・ディレインの創作活動
キッドスーパーは、ニューヨークを拠点とするクリエイター、コルム・ディレインによって設立された。ブランドは単なるファッションレーベルにとどまらず、アート、音楽、映像、パフォーマンスなどを包括する総合的なクリエイティブプラットフォームとして発展してきた。
ディレインは2021年にLVMHプライズのカール・ラガーフェルド賞を受賞したほか、2022年にはCFDA/Vogue Fashion Fundを獲得。さらに2023年には、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)逝去後初となる外部デザイナーとして、ルイ ヴィトン メンズ(Louis Vuitton Homme)の2023年秋冬コレクションのデザインを担当したことで大きな注目を集めた。
サッカー選手としての経験を持つディレインは、これまでも自身の作品にスポーツカルチャーを取り入れてきた。今回のマイアミ開催は、ファッションとサッカーという二つの軸を最も象徴的な形で融合させるプロジェクトとなりそうだ。

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