ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)がシャネルを退社

Virginie Viard

6月5日(現地時間)、5年間に渡りシャネル(Chanelのアーティスティック・ディレクターを務めてきたヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が、ブランドを退社したことが伝えられた。ヴィアール退社後の新たなクリエイティブチームは未定であり、今後追って発表されるとのこと。

ヴィルジニー・ヴィアールは1987年にシャネルに入社し、計30年ほど在籍。入社時よりカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を慕っていたヴィアールは、ラガーフェルドがクロエに移った際には、自身も後を追ってクロエに移籍。その後1997年に、ラガーフェルドと共にシャネルへ舞い戻っている。

2019年にラガーフェルドが逝去した後は、後任のアーティスティック・ディレクターとして、即日就任した。メゾンの長年の伝統を継承しつつも、ヴィアール自身の新しい風を吹き込みながらクリエイティブ・チームを統括してきた。

シャネルはヴィアールの退社について、以下のように声明を出している。

「ファッションコレクションのアーティスティック ディレクターとして5年間、シャネルのクリエイティブな伝統を尊重しながらメゾンのコードを刷新し、約30年にわたる豊かなコラボレーションを実現したヴィルジニー・ヴィアールの退任を発表致します。新しいクリエイティブ組織は、追って発表される予定です。シャネルは、ヴィルジニー・ヴィアールがシャネルのファッション、クリエイティビティ、バイタリティに多大な貢献をしてくれたことに感謝いたします。」

なお、シャネルは今月2日(現地時間)に、2025年クルーズのショーをマルセイユで開催したばかり。また6月25日には、パリで行われる2024年秋のオートクチュール・ショーを控えている。