フランスのラグジュアリーメゾン「シャネル(Chanel)」は、6月9日(現地時間)、マリー=ロール・セレード(Marie-Laure Cérède)をジュエリー・クリエーション・スタジオのディレクターに任命したと発表した。セレードは2026年10月に入社し、プレシャスジュエリーおよびハイジュエリーのクリエーションを統括する。
今回の人事は、2024年に逝去したパトリス・ルゲロー(Patrice Leguéreau)の後任を決定するものでもある。ルゲローは15年にわたりシャネルのジュエリー創作を率い、ブランドのハイジュエリー部門の発展に大きく貢献した人物として知られている。
Summary
- シャネルは、マリー=ロール・セレードをジュエリー・クリエーション・スタジオのディレクターに任命
- セレードは2026年10月に入社し、プレシャスジュエリーおよびハイジュエリーのクリエーションを統括
- 同職は、2024年に逝去したパトリス・ルゲローの後任となる
- セレードはカルティエハリー・ウィンストンで豊富な経験を積んだクリエイティブディレクター
- 今回の人事は、シャネルのジュエリー部門における次なるクリエイティブ戦略を示す重要な動きとみられる
カルティエで培ったクリエイティブリーダーシップ
フランス出身のセレードは、ESCPヨーロッパ卒業後、カルティエ(Cartier)でキャリアをスタート。その後、ハリー・ウィンストン(Harry Winston)でジュエリーおよび時計部門のアーティスティックディレクションを担当したのち、2016年にカルティエへ復帰した。以降は、ウォッチ&ジュエリー部門のクリエイティブディレクターとして活動し、ジュエリーと時計の両分野において数々のクリエーションを手がけてきた。
シャネルでは、プレシャスジュエリーとハイジュエリーのクリエーション全般を担う。職務上は、ウォッチ&ファインジュエリー部門プレジデントのフレデリック・グランジエ(Frédéric Grangié)の直属となる。また、ウォッチメイキング・クリエーション・スタジオのディレクターを務めるアルノー・シャスタン(Arnaud Chastaingt)とも連携しながら、メゾンのクリエイティブビジョンを推進していく見通しだ。
今回の人事について、グランジエは次のようにコメントしている。
「伝統、感情、大胆さ、そして節度の絶妙なバランスによって創造性を追求する彼女のアプローチは、シャネルのコードに新たな視点をもたらしてくれるでしょう。マリー=ロールの想像力と、クラフツマンシップおよび宝石学に関する深い専門知識は、シャネルを刺激的な新たな方向へ導いてくれるはずです。」
また、シャネルのグローバル・エグゼクティブ・チェアマンであるアラン・ヴェルテメール(Alain Wertheimer)と、グローバルCEOのリーナ・ネール(Leena Nair)は共同声明で次のように述べている。
「マリー=ロール・セレードは、同世代を代表する最も才能豊かで洗練された、実績あるクリエイティブディレクターの一人です。彼女のビジョンと創造性、そしてクリエイティブチームを率いる卓越した才能が、シャネルのジュエリーにおける次なるクリエイティブストーリーを形作っていくでしょう。」
一方、セレードは新たな役割について次のように語った。
「私は、比類なき文化的影響力と卓越した規律を持つメゾンに加わることを光栄に思うとともに、大きな感動を覚えています。シャネルは常に既成概念に挑み、女性らしさを再定義し、フォルムと精神を通してモダニティを表現し続けています。チームの皆さんと出会い、この新たな章をともに築いていけることを楽しみにしています。」
カルティエで築いた経験を携え、今度はシャネルのジュエリー創造を担うセレード。メゾンの新たなクリエイティブ体制が2026年10月から始動する。
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