イザベル マラン(Isabel Marant)、新マネージング・ディレクター兼CEOにキャサリン・ジャケを任命

Isabel Marant
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5月26日(現地時間)、フランス発ファッションブランド「イザベル マラン(Isabel Marant)」は、新たなマネージング・ディレクター兼CEOに、キャサリン・ジャケ(Catherine Jacquet)を任命したことを発表した。これにより、現マネージング・ディレクターのアヌック・デュラントー=ローパー(Anouck Duranteau-Loeper)は、約10年にわたりブランドの経営を担ってきたが、6月をもって退任予定である。

Summary

  • イザベル マランが新マネージング・ディレクター兼CEOにキャサリン・ジャケを任命
  • アヌック・デュラントー=ローパーは約10年在籍後、6月に退任予定
  • ジャケは「フィア オブ ゴッド」前COO、「ルメール」元マネージング・ディレクターとして知られる
  • 「モンテフィオーレ・インベストメンツ」傘下で、ブランドは次なる成長フェーズへ
  • 市場では、デュラントー=ローパーの「サンローラン」移籍観測も浮上している

 

ジャケは直近まで、米ロサンゼルス発ラグジュアリーブランド「フィア オブ ゴッド(Fear of God)」でCOO(最高執行責任者)を務めていた。また、それ以前にはパリ発ブランド「ルメール(Lemaire)」でマネージング・ディレクターを歴任。さらに、「クレージュ(Courrèges)」「ソニア リキエル(Sonia Rykiel)」「パコ ラバンヌ(Paco Rabanne)」「メゾン ミッシェル パリ(Maison Michel Paris)」などでもマネジメント職を経験してきた。

フランス・モード学院(Institut Français de la Mode)の出身であるジャケは、「ナフナフ(Naf Naf)」や「リーバイス(Levi Strauss & Co.)」で商品開発およびマーケティング領域のキャリアを築いた後、ラグジュアリー業界で経営経験を積み重ねてきた人物として知られる。

今回の人事について、創業者のイザベル・マラン(Isabel Marant)は「彼女は、私たちのDNAを深く理解し、ブランドの可能性を実現する明確なビジョンを持つ実績あるリーダーである」とコメント。

また、監査役会会長のアンリ・トピオル(Henri Topiol)は、ジャケについて「キャサリンはラグジュアリー市場に対する深い知識に加え、優れたオペレーション能力、そして主要国際市場における現場経験を兼ね備えている。彼女こそが、イザベル マランの次なる成長フェーズを支え、加速させる理想的な人物であると確信している」と評価している。

さらに、退任するデュラントー=ローパーに対しても、「過去10年間にわたり会社の成長に貢献してきた」と感謝を述べた。

一方、ジャケ自身も新たな役職についてコメントを発表した。

「イザベル マランにマネージング・ディレクターとして加わることを大変光栄に思います。このブランドが持つ独自のヘリテージと個性的なアイデンティティには以前から強く惹かれていました。才能あふれるチームとともに、ブランドの新たな歴史を築いていけることを楽しみにしています。」

なお、市場関係者の間では、退任するデュラントー=ローパーが「サンローラン(Saint Laurent)」へ移籍する可能性も報じられている。ただし、正式な役職や就任時期については現時点で明らかになっていない。

現在、イザベル マランはフランス投資会社「モンテフィオーレ・インベストメンツ(Montefiore Investments)」傘下にあり、同社は2016年にブランド株式の過半数を取得。2023年にはブランドロゴを刷新し、さらなるグローバル成長に向けた戦略を進めてきた。

財務面では、2024年度第1〜第3四半期における売上高が前年同期比17%減となったことが報じられている一方で、年間売上高は引き続き2億ユーロを超える見通しとされている。また、モンテフィオーレは過去に、2026年までに売上高5億ユーロ規模を目指す成長戦略を掲げていた。

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