創業者のグレッグ・レンフルーがビューティカウンター(Beautycounter)を投資会社から買い戻し

4月18日(現地時間)、クリーンビューティー・ブランドとして知られるビューティカウンター(Beautycounter)が、創業者で最高経営責任者であるグレッグ・レンフルー(Gregg Renfrew)によって買い戻されたことが判明した。

ビューティカウンターは、製品に含まれる2,800以上の成分を排除した米国のクリーン・ビューティー・ブランドとして、2013年にグレッグ・レンフルーによって創業。2021年には、投資会社カーライル・グループ(The Carlyle Group)が同ブランドに10億ドルの評価を与え、株式の過半数を取得した。

しかしその後、ビューティカウンターの売上は不振に陥り、カーライル・グループはクリーンビューティーの売却を希望。ゴールドマン・サックスの協力のもと興味のある企業を探していたと報じられている。2022年に、資生堂アメリカズの元最高経営責任者であるマーク・レイ(Marc Rey)がビューティカウンターのCEOに就任しており、今年2月には後任としてレンフルーがCEOに復帰していた。

複数の報道によると、ビューティカウンターの親会社であるカウンターブランド(Counter Brands LLC)は現在すでに閉鎖し、レンフルーと他の個人投資家は、投資会社カーライル・グループから未公表の金額でブランドを買収した。レンフルーは、ビューティカウンターの名称と資産を保持し、製品や処方もそのまま維持される。また、Ulta Beautyとの提携など、既存の小売店との提携も、そのまま継続されるという。

現在公式サイトはクローズしており、「皆様が以前からご存知のビューティカウンターの事業は終了しました。しかし、皆様がご存じで大好きな製品を販売できる新しい会社を設立し、業界、そして私たちの世界をより安全で健康的なものにするという重要な使命を推進するというニュースをお伝えできることを嬉しく思います。」と、メッセージが掲載されている。

続けてサイト上には、「新しいビューティカウンターが誕生します!新会社の立ち上げと運営に伴い、私たちは将来のために、そして最も重要なことですが、皆様により良いサービスを提供するために、少しの間休止させていただきます。5月初旬にまたお会いしましょう。またお会いしましょう!」と記されている。

なお、ビューティカウンターの営業は、5月1日に正式に再スタートをする予定だ。