イタリア発のラグジュアリーブランド「ブルガリ(BVLGARI)」は、フランス・パリで開催されるテクノロジーイベント「ビバテック(VivaTech)2026」において、ジュエリーおよびウォッチ向けのコネクテッド・エコシステムを発表した。
同社は2024年に認証済みデジタルID「ブルガリ デジタルパスポート」を導入し、2025年には製品とデジタルサービスを直接結びつけるコネクテッドジュエリーを展開。今回、その仕組みをハイジュエリーにとどまらず、ジュエリーおよびウォッチカテゴリー全体へ拡大する。
Summary
- ブルガリがビバテック 2026にて、ジュエリーとウォッチ向けのコネクテッド・エコシステムを発表
- ブルガリ デジタルパスポートをハイジュエリーからジュエリーおよびウォッチカテゴリーへ拡大
- 顧客はブルガリ タッチアプリを通じて、製品情報や証明書、保証、お手入れ方法、専用サービスへアクセス可能
- オーラ・ブロックチェーン技術を活用し、真正性、透明性、トレーサビリティを強化
- ジュエリーのマイクロ刻印シリアル番号やウォッチのデータマトリックス技術を活用した顧客体験を提供
今回発表されたコネクテッド・エコシステムは、製品とデジタルサービスをシームレスに結びつける取り組みの一環である。
ブルガリ デジタルパスポートは、製品情報やブランドストーリー、真正性証明、保証内容、お手入れ方法、専用サービスなどを統合したデジタルプラットフォームとして設計されている。顧客は製品ごとに付与されたデジタルIDを通じて、購入後も継続的にブランドとの接点を持つことが可能となる。
2025年に発表されたコネクテッドジュエリーでは、テクノロジーを製品そのものに統合。ユーザーは「ブルガリ タッチアプリ」を通じて、製品から直接デジタルパスポートへアクセスできるようになった。
今回の拡張により、ブルガリはジュエリーとウォッチの両カテゴリーにおいて、製品ライフサイクル全体を通じた顧客体験の向上を目指す。
コネクテッド体験を支えるブロックチェーン技術
ブルガリ デジタルパスポートには、ラグジュアリー業界向けブロックチェーン基盤であるオーラ・ブロックチェーン技術が採用されている。
これにより、製品の真正性確認やデータトレーサビリティ、透明性の向上を実現。ユーザーはブルガリ タッチアプリを通じて製品情報へアクセスできるほか、ブランドとの継続的なデジタル接点を持つことができる。
また、このシステムは新製品だけでなく、過去10年間にシリアル番号が刻印された対象製品にも対応。ジュエリーではマイクロ刻印シリアル番号、ウォッチではデータマトリックス技術など、カテゴリーごとに異なる識別技術を活用しながら、アプリ上で統合された体験を提供する。

ブルガリ 副CEOのラウラ・ブルデーゼ(Laura Burdese)は次のように述べている。
「ブルガリ デジタルパスポートをジュエリーとウォッチに拡大することは、コネクテッドジャーニーにおける重要な節目を意味します。これにより、ブルガリのすべての製品が、ブルガリ タッチアプリを通じて提供される、シームレスで直感的な体験を提供する入り口となります。この革新は単なる技術的な進化にとどまらず、透明性、信頼性、そしてお客様との永続的な関係をさらに強化し、各製品とそれぞれのお客様の間に永続的な感情的なつながりを生み出します」
なお、ブルガリは、2019年から継続してビバテックに参加しており、2026年で6年連続の出展となる。近年はサステナビリティやデジタル領域への投資も強化しており、顧客体験の高度化に向けた取り組みを進めている。
Copyright © 2026 Oui Speak Fashion. All rights reserved.

