イタリア発のラグジュアリーブランド「エトロ(Etro)」は、英国の老舗ラゲッジブランドである「グローブ トロッター(Globe-Trotter)」との新たなコラボレーションを発表した。両ブランドに共通する「旅」に対する思想を軸に、クラフツマンシップとテキスタイルの美学を融合させたコレクションである。
同プロジェクトは、「旅」を単なる移動手段ではなく、没入的で拡張性のある体験として捉える両者の価値観から誕生したものだ。エトロが長年掲げてきたノマディックな精神と、多文化への探求姿勢が、その背景にある。
クラフツマンシップとテキスタイルの融合
今回のラゲッジは、グローブ トロッターの伝統的な製法と、エトロのテキスタイル表現を掛け合わせた点が特徴だ。ヴァルカナイズド・ファイバーボードによる堅牢な構造に、エトロを象徴するペイズリー柄のジャカード生地を用いた「アルニカ」ファブリックを採用。視覚と触覚の双方に訴える奥行きあるデザインに仕上がっている。
外装にはレザーやメタルパーツを配し、トーン・オン・トーン、あるいはコントラストを効かせた仕様を展開。内装にはマルチカラーストライプのライニングを施し、ブランドのエクレクティックな世界観を反映している。
また、ショルダーストラップ付きのマイクロケースもラインナップに加わり、アクセサリーとしての側面も強化されている。
“旅の記憶”を刻むラゲッジという思想
コレクションの着想源は、体験を収集しながら世界を巡る現代的な人物像にある。ラゲッジは訪れた土地ごとに風合いを増し、旅の記憶を蓄積する「アーカイブ」として設計されている。
「Since 1968」と刻まれたパッチは、エトロの創業年へのオマージュであり、ブランドの象徴であるペガソの精神とともに、自由と探求の象徴として機能する。
タビー・ブースとのスペシャルエディションも展開
また、同コレクションには、英国のアーティストであるタビー・ブース(Tabby Booth)とのコラボレーションによる特別モデルも登場。彼女による再解釈されたペイズリーは、神話的モチーフや自然の要素を織り交ぜた幻想的なビジュアルへと昇華されており、それぞれのスーツケースに独自の物語性を付与している。

製品構成と展開
コレクションは、キャリーオンサイズおよびチェックインサイズで展開されるほか、レザーストラップを備えたモデルも用意されている。デザインは以下の2種類が中心となり、すべてのモデルには専用カバーが付属している。
価格帯は約49万円から98万円台まで。マイクロケースから大型スーツケースまで幅広く展開される。
なお、同コレクションは、2026年5月4日17時(日本時間)よりエトロ公式オンラインストアで予約販売を開始。その後、5月中旬よりエトロ銀座本店を含む限定店舗で展開予定である。
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