ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)、新取締役会体制を発足:2026〜2028年の戦略フェーズへ

Pitti Immagine
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4月22日(現地時間)、イタリア・フィレンツェを拠点に国際見本市を展開する「ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)」は、新たな取締役会体制の発足を発表した。会長にはアントニオ・デ・マッテイス(Antonio De Matteis)が就任し、任期は2026年から2028年までの3年間となる。今回の体制刷新は、同社が次の成長フェーズへ移行するための重要な意思決定と位置付けられる。

Summary

  • ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)が新たな取締役会体制を発足
  • アントニオ・デ・マッテイス(Antonio De Matteis)が会長に就任、任期は2026〜2028年
  • イヴァノ・カウリ(Ivano Cauli)がCEOに任命
  • ラッファエッロ・ナポレオーネ(Raffaello Napoleone)が国際・機関関係担当に就任
  • 取締役会は2名増員され、新領域の企業家を含む構成へ刷新
  • 見本市ビジネスの構造変化を背景に、次の3カ年戦略を提示

Antonio De Matteis - Board President
Antonio De Matteis – Board President

経営体制の再編とトップマネジメントの刷新

今回の取締役会は、臨時株主総会での決議により従来より2名増員され、新たにラウラ・ボゼッティ・トナット(Laura Bosetti Tonatto)、パオロ・カッライ(Paolo Carrai)、イヴァノ・カウリ(Ivano Cauli)が加わった。これにより、従来のファッション領域に加え、高品質食品やニッチフレグランスといった分野の知見を取り込む体制が整えられた。

また、同社のゼネラルマネージャーを務めてきたイヴァノ・カウリが最高経営責任者(CEO)に任命され、経営の中核を担う。さらに、長年にわたり国際的な見本市運営を牽引してきたラッファエッロ・ナポレオーネ(Raffaello Napoleone)は、国際および機関関係担当として取締役に就任している。

「継続と変革のバランス」が示す次の3年

アントニオ・デ・マッテイス(Antonio De Matteis)は、新体制の方向性について次のように述べている。

「まず初めに、フィレンツェ・ファッション振興センター(CFMI)およびコンフィンドゥストリア・モーダに対し、私および取締役会への信頼を示していただいたことに感謝申し上げます。今後数年間は非常に複雑な時期となりますが、フィレンツェだけでなく各産業分野にとって卓越した存在であるピッティの見本市活動を支えるため、私たちは貢献していく準備ができています。」

「また、退任したニッコロ・リッチ(Niccolò Ricci)がポリモーダ(Polimoda)の新会長に就任されたことに祝意を表するとともに、新たに加わったラウラ・ボゼッティ・トナット、パオロ・カッライ、イヴァノ・カウリの各氏を歓迎いたします。」

さらにデ・マッテイスは、今回の体制が単なる人事変更ではなく、戦略的な転換点であることを強調する。

「ここ数カ月、我々は株主と緊密に連携し、今後3カ年の戦略方針を形作るための検討を進めてきました。その中核にあるのは“継続と変革のバランス”であり、今回の移行の本質でもあります。

例えば、高品質食品やニッチ香水といった新たな分野の企業家を取締役に迎えたこと、そして経営陣の新体制の構築がその証です。カウリ氏に託された責任は大きいですが、彼の企業家としての経験、イノベーションを管理する能力、そして組織への理解は十分な保証となるでしょう。」

グローバル不確実性と見本市ビジネスの構造変化

副会長のアントネッラ・マンシ(Antonella Mansi)は、現在の外部環境についてより踏み込んだ見解を示している。

「ピッティ・イマージネおよびCFMIグループの今後10〜15年の未来は、まさに今、この2〜3年で形成されていると考えています。私たちは過去からの脱却を図りながら、欧州および各国レベルで進行する産業転換のただ中にあります。この変化は慎重に、かつイデオロギーに偏ることなく管理されるべきです。

現在、国際秩序は深刻な危機に直面しており、それは経済、とりわけ貿易や人の移動に明確に影響を及ぼしています。ファッション業界も例外ではありません。見本市業界においても、参加のあり方が変化し、運営マージンの縮小が進んでいます。その結果、コスト管理と新たな機会の創出が不可欠となっています。」

次世代への移行と組織の再構築

新体制では、既存の経営陣に加え、アゴスティーノ・ポレット(Agostino Poletto)およびラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)といった主要ディレクターが引き続き戦略・コミュニケーション領域を担い、次世代人材の台頭を支える。

また、子会社および関連組織においても人事の再確認が行われ、グループ全体としてのガバナンス強化が図られている。

各取締役の主な役職

・ジョヴァンニ・バザー二:ミニコンフ(Miniconf)会長
・ステファノ・ボルシーニ:マニファットゥーラ・イジェア(Manifattura Igea)GM
・ラウラ・ボゼッティ・トナット:エッセンツィアルメンテ・ラウラ(Essenzialmente Laura)創業者
・エルコレ・ボット・ポアラ:レダ(Reda)CEO
・パオロ・カッライ:ラ・ヴィア・デル・テ(La Via del Tè)CEO
・イヴァノ・カウリ:ピッティ・イマージネ CEO兼GM
・アントニオ・デ・マッテイス:キートン(Kiton)CEO
・マルコ・ランディ:ランディ・コンフェツィオーニ(Landi Confezioni)CEO
・アントネッラ・マンシ:ヌオーヴァ・ソルミネ(Nuova Solmine)取締役
・ニッコロ・モスキーニ:ケリング・イタリア(Kering Italia)コミュニケーション責任者
・ラッファエッロ・ナポレオーネ:IT-EX会長
・ロレンツォ・ネンチーニ:インコム(Incom)CEO
・マルコ・パルミエリ:ピクアドロ(Piquadro)会長

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