スティッチフィックス(Stitch Fix)、5四半期連続の増収を達成:アクティブ顧客数も増加へ転換

Stitch Fix
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米オンライン・パーソナルスタイリングサービスの「スティッチフィックス(Stitch Fix)」は6月10日(現地時間)、2026年度第3四半期(2026年5月2日終了)の業績を発表。売上高は前年同期比4.7%増の3億4,030万ドルとなり、調整後ベースで5四半期連続の増収を達成したことを明らかにした。

Summary

  • スティッチフィックスの2026年度第3四半期売上高は前年同期比4.7%増の3億4,030万ドル
  • 調整後ベースで5四半期連続の増収を達成
  • アクティブ顧客数は230万9,000人となり前四半期比0.9%増加
  • 顧客1人当たり売上高は578ドルで前年同期比6.6%増
  • 顧客基盤の改善と収益性向上が進み、事業回復の兆しが鮮明になった

今回の決算では、売上成長に加え、アクティブ顧客数が前四半期比で増加へ転じた。同社のアクティブ顧客数は230万9,000人となり、前四半期比で0.9%増加した。一方で前年同期比では1.9%減となったものの、長らく続いていた顧客数減少傾向に改善の兆しが見え始めている。

スティッチフィックスは近年、顧客離脱や需要減速への対応を進めてきた。今回の結果は、商品構成や顧客体験の改善施策が一定の成果を上げ始めたことを示すものとみられる。

顧客1人当たり売上高(Net Revenue per Active Client)は578ドルとなり、前年同期比6.6%増加した。顧客基盤の安定化に加え、既存顧客による利用額の拡大も売上成長を支える要因となっている。

マット・ベアー(Matt Baer)最高経営責任者(CEO)は、声明で次のように述べた。

「第3四半期は力強い業績を達成し、調整後ベースで5四半期連続の前年同期比増収を実現した。また、売上高と調整後EBITDAはいずれも当社の予想を上回った。さらに、アクティブ顧客数が前四半期比で増加するという重要なマイルストーンも達成した。これらの結果は、当社チームによる戦略実行の成果であり、顧客体験や商品ラインアップ改善への取り組みが顧客に支持されていることを示している。」

収益性については、売上総利益率が43.7%となり、前年同期から0.5ポイント低下したものの、調整後EBITDAは1,320万ドルを計上。純損失も150万ドルにとどまり、収益改善が続いている。

また、営業活動によるキャッシュフローは1,180万ドル、フリーキャッシュフローは650万ドルのプラスとなった。現金および投資残高は2億2,940万ドルを維持しており、有利子負債はゼロである。

同社は第4四半期および2026年度通期についても、売上総利益率43〜44%を見込み、通期でフリーキャッシュフローの黒字維持を予想している。

AI技術とスタイリストによるパーソナライズ提案を強みとするスティッチフィックスは、パンデミック後の需要変化や消費者行動の変化に直面しながら事業構造の見直しを進めてきた。今回の決算は、売上成長だけでなく顧客基盤の安定化という点においても、同社の再成長戦略が成果を示し始めていることをうかがわせる内容となった。

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