6月1日(現地時間)、スペイン発ラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」は、2026年に創業180周年を迎えることを記念し、新たなグローバルキャンペーンを発表した。ブランドの歩みを振り返るとともに、レザークラフトへの探求と創造性を未来へつなぐ取り組みとして、キャンペーン、限定コレクション、映像作品、出版物、展示企画など複数のプロジェクトを展開する。
Summary
- ロエベが、創業180周年を記念したグローバルキャンペーンを発表
- ジュリア・ガーナー、ジゼル、サルマ・アブ・ディフ、カラ・ワイらが出演
- 新クリエイティブ ディレクターのジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが「アマソナ180」を再解釈
- 「LOEWE 180」カプセルコレクションは6月3日より店舗およびオンラインストアで展開
- 東京・銀座の森岡書店では、6月20日から28日まで180周年記念展示を開催

1846年、マドリードで革職人たちによって創設されたロエベは、現在もレザークラフトをブランドの核に据えながら発展を続ける。今回のアニバーサリー企画では、約2世紀にわたり培われてきたクラフトマンシップと革新の精神に焦点を当てている。
ブランドの歴史を象徴するバッグが集結
フォトグラファーのタリア・チェトリット(Talia Chetrit)が撮影したキャンペーンには、ロエベのグローバル ブランド アンバサダーであるジュリア・ガーナー(Julia Garner)をはじめ、ブランド アンバサダーのジゼル(Giselle)、サルマ・アブ・ディフ(Salma Abu Deif)、カラ・ワイ(Kara Wai)らが登場する。
さらに、俳優のシシー・スペイセク(Sissy Spacek)やアーティストのカラ・ウォーカー(Kara Walker)も参加し、ブランドを象徴する歴代バッグとともに撮影されている。
キャンペーンでフィーチャーされるのは、1980年代に誕生した「フラメンコ」、2015年発表の「パズル」、そして1975年に初登場した「アマソナ」などのアイコンバッグだ。
なかでも注目は、新クリエイティブ ディレクターのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)が再解釈した新作「アマソナ180」である。オリジナルモデルの精神を受け継ぎながら、スエードや柔らかなカーフスキンを採用し、新たな軽やかさと官能性を加えている。
「180」をテーマにした特別カプセルコレクション
6月3日より店舗およびオンラインストアで展開される「LOEWE 180」カプセルコレクションも、今回のアニバーサリー企画の中心的な取り組みの一つである。
コレクションではバッグやレザーグッズ、ウェアをラインアップ。ブランドの伝統的なクラフト技術に遊び心と実験精神を掛け合わせたデザインが特徴だ。
また、チャームやアマソナ180の内装などに採用された「ライオン」モチーフも印象的な要素となっている。このモチーフは、「LOEWE」がドイツ語でライオンを意味することへのオマージュとして取り入れられた。

アントニオ・バンデラスがナレーションを担当した記念映像
180周年を記念して公開されるアニメーションフィルムでは、俳優のアントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)がナレーションを担当する。
映像では、1872年にエンリケ・ロエベ・ロスバーグ(Enrique Loewe Roessberg)がブランドの礎を築いたことや、1905年のスペイン王室御用達認定、1988年のロエベ財団設立など、ブランド史における重要な出来事を振り返る内容となっている。
また、ロエベが電話や電球、さらには人類の月面着陸よりも前から存在しているブランドであることにも触れ、180年という時間の長さを印象的に表現している。
『180 Years of Craft』を発行
さらにブランドは、創業180周年を記念し、『180 Years of Craft』と題した特別出版物も制作した。同冊子は『LOEWE Magazine』Issue 11の別冊として発行され、6月15日よりロエベの店舗および提携書店で無料配布される予定である。
誌面ではブランドアーカイブに保管されている歴史的な作品や資料を紹介するほか、マドリードのアトリエ内部にも焦点を当てる。特集の中では、1970年代のスペイン社会における女性の社会進出と「アマソナ」の誕生背景を再考察。当時のアマソナが、自立する女性たちの象徴として機能していた歴史的文脈も掘り下げている。
東京・銀座で180周年記念展示を開催
この180周年を記念して、日本では、東京・銀座の森岡書店にて特別展示を開催する。展示ではマドリードのアーカイブから選ばれた創業初期の工房や店舗、広告ビジュアルなどを公開。店主の森岡督行氏によるキュレーションのもと、ロエベの180年と日本の社会・文化史を重ね合わせながら紹介する構成となる。
会場では『180 Years of Craft』も配布予定である。
【LOEWE 180周年記念展示】
会期:2026年6月20日〜6月28日
時間:13:00〜19:00
会場:森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階)
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アントニオ・バンデラスがナレーションを担当した記念映像