イタリア発のラグジュアリーメンズブランド「ゼニア(ZEGNA)」は、ロサンゼルスで発表した2027年春夏コレクション「ラ・ヴィレッジャトゥーラ(La Villeggiatura)」に合わせ、新たなブランドキャンペーンを公開した。今回のプロジェクトでは、ブランドと親交の深いクリエイターや俳優たちが登場し、休暇や旅、家族との思い出について語り合う親密な時間が描かれている。
Summary
- ゼニアが2027年春夏コレクション「ラ・ヴィレッジャトゥーラ」を発表
- ポール・ダノ、ラミ・マレック、スコッティ・ピッペンらブランドフレンズがキャンペーンに参加
- イタリアの休暇文化「La Villeggiatura」をテーマに、旅や家族、会話の価値を表現
- ブランドの原点である「オアジ・ゼニア」の思想やサステナビリティへの取り組みも反映
- アレッサンドロ・サルトリのもと、現代的なラグジュアリー・レジャーウェアの世界観を提案
「ラ・ヴィレッジャトゥーラ」とは、イタリアに古くから根付く文化的な概念であり、休暇先に“もうひとつの住まい”を築くように長期間滞在し、日常とは異なる時間の流れの中で生活を楽しむライフスタイルを意味する。単なる旅行ではなく、家族や友人との交流、日々の習慣、そして会話を携えながら過ごす豊かな時間そのものを表現する考え方である。
今回のキャンペーンには、俳優のポール・ダノ(Paul Dano)、ステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgård)、ラミ・マレック(Rami Malek)、ガエル・ガルシア・ベルナル(Gael García Bernal)のほか、映画監督のロマン・コッポラ(Roman Coppola)、アーティストのレジー・スミス(Reggie Smith)、元NBA選手のスコッティ・ピッペン(Scottie Pippen)が参加。それぞれが旅や休暇にまつわる記憶を共有しながら、「ラ・ヴィレッジャトゥーラ」の精神を体現する内容となっている。
イタリアの価値観を現代に再解釈
ゼニアは1910年、イタリア・アルプスの麓で創業して以来、ラグジュアリーメンズウェアを牽引してきたブランドである。創業者エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)は、最高品質のファブリックづくりと自然環境との共生を重視し、その理念は現在もブランドの核として受け継がれている。
その象徴的な存在が、イタリア・ピエモンテ州に広がる自然保護区「オアジ・ゼニア(Oasi Zegna)」である。同地はブランドの価値観を体現する場所であり、現在ゼニアが推進する「オアジ・カシミア」や「オアジ・リノ」の100%トレーサビリティ認証への取り組みにもつながっている。
アレッサンドロ・サルトリが描く現代のラグジュアリー
2016年よりアーティスティック ディレクターを務めるアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)のもと、ゼニアは伝統的なテーラリング技術を基盤としながら、現代のライフスタイルに適応した新たなラグジュアリーのあり方を提案している。実用性と合理性を重視しながらも、クラフツマンシップと革新性を融合させることで、ブランド独自のラグジュアリー・レジャーウェアの世界観を発展させてきた。
27年春夏シーズンに掲げられた「ラ・ヴィレッジャトゥーラ」は、単なるコレクションテーマにとどまらない。慌ただしい日常から少し距離を置き、自分にとって本当に大切な時間や人とのつながりに目を向ける――そんなイタリアらしい人生観を映し出している。効率やスピードが重視される現代において、ゼニアは“豊かさとは何か”を改めて問いかけながら、ラグジュアリーの新たな価値を提案している。

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